【雑記】【BL】10DANCE/井上佐藤 祝連載再開
嬉しい…。Twitter開いたら、ずっと稼働してなかった井上佐藤さんのアカウントでツイートされてて、その内容がなんと…10DANCE連載再開!!!!
③井上佐藤です、1年以上もの間「10DANCE」の連載を休止し、そしてその事について何の報告もしないままで、本当に申し訳ありませんでした。たくさんの御心配や、連載再開を待ってますとの言葉を頂き本当に感謝しております。
— 井上佐藤 (@inoue310) 2016年9月6日
④私も早く連載を再開したいという気持ちでいました。
— 井上佐藤 (@inoue310) 2016年9月6日
その「10DNCE」の連載ですが、この度井上佐藤は一身上の都合により移籍を希望し、竹書房様の御理解のもと麗人での連載を終了とさせて頂きました。
⑤そして新たに、講談社ヤングマガジン編集部の方がこの作品に興味を示して下さり、有難い事に「ヤングマガジンサード」にて「10DANCE」の連載が再開出来る事となりました。
— 井上佐藤 (@inoue310) 2016年9月6日
見た瞬間に思わず涙ぐみそうになりました…。
編集部とごたごたがあってから体調を崩されていてとても心配しておりました。その後なんのアナウンスもないし、詳しい現状もわからないし、3巻は待てど暮らせど出ないしで、正直な所もう連載再開は難しいのかもと思っておりました。
ですが、1年の休載を経てのこの報告…。
安堵とともに、続きが読める…という喜びが…!!
この1年の間に麗人編集部とどのようなやり取りが行われたかはわかりませんが、以前の井上さんのツイートを見る限り、井上さんや作品そのものの扱いに関して編集部サイドがあまり誠実な対応をしてくれなかったのではないだろうか、ということを匂わせるようなところはあります。
ですが、読者サイドがそういうのをあれこれ考えたところで詮ないことなのでこのことはもういいのです。過去の終わったことを外野が気にしたところで意味がないですし。
そして今回連載再開と共に発表されたのが、連載の移籍。移籍先は「ヤングマガジンサード」。天下の講談社様である。
最初Tweetをみて、一般、しかも青年誌での連載って、大丈夫か?(主にエロシーンとか。そもそもBLだよ…?)と思ったけど。別にエロシーンとかいいのです。どっちが受けでどっちが攻めなのかものすごく気になっていたことでさえ、もう瑣末なことだと思います。
掲載誌と今後の本編の内容についてはこのようにツイートされています。
⑥突然の移籍と、さらには一般青年誌での連載再開と今まで楽しみに待っていて下さった読者の方々には驚かれる報告になったかもしれません。
— 井上佐藤 (@inoue310) 2016年9月6日
⑦私としましても、今までBLというジャンルの中で鈴木と杉木のダンスを通して育っていく恋愛の話を真摯に描いて来たつもりですし、それが青年誌で描くにあたり二人の濃すぎる友情に改変しなくてはならなくなるのでは・・と不安にも感じました。
— 井上佐藤 (@inoue310) 2016年9月6日
⑧それは皆様はショックだと思いますし、何より私が困るので編集部の方に恋愛として描くことを確認し、そこは大丈夫だとご返答を頂きました。
— 井上佐藤 (@inoue310) 2016年9月6日
⑨ただ、当然ではありますが新しく多くの方に読んで貰うため、他のキャラクターやダンスの事など話を広げて描く事になると思うので、前よりテンポが遅く感じられたら申し訳ありません、頑張って面白くなるように努めたいと思います。
— 井上佐藤 (@inoue310) 2016年9月6日
とのことです。
以前私は、現在のBL漫画界では長期連載でストーリー性のあるものは描けない環境にある、というようなエントリーを描きました。
現状、BL漫画は萌えやエロ描写が先行して、ストーリーを描く場がなく、そういったものが書ける、書きたいという漫画家は一般誌で非BL作品を描くしかないというのが現状ではないか。実力があるBL漫画家でも一般誌でBLを題材にした物はやはり敬遠され、BLというジャンルでは一般誌では連載は難しい。結果現状ストーリーのあるBL漫画は生まれづらい、というようなことを書いたのですが。
今回、詳しい事情は不明ですが10DANCEはBL界からの一般誌へ進出することになりました。
普通に考えればこれだけの人気タイトルですから、移籍するなら同じカテゴリのBL出版社で再スタートというのが自然なような気がします。
でも、今回はそうはならなかったですね。出版業界の詳しいことはわかりませんが、なにか制約なんかもあるのかもしれません。
BLから飛び出て、着地したのが「ヤングマガジンサード」
正直、知らない雑誌でした(^_^;)
でも、すごいことですよね。
仮に実力のある漫画家でも、一般誌ではBL作品は掲載できないだろうと思っていたのです。
そ れ が ですよ。
ヤングマガジンサードさん。なんて懐が深い雑誌なのでしょうか…。感謝してもしきれないです。マジで…。
それでさっきヤングマガジンサードの公式ページで現在の連載陣の一覧見てみたのですが、
毛根一直線、
えろ漫画家ピクピクン
という名前を見て、あ、大丈夫だこの雑誌(^^)と思いました。名前を見るだけでなぞの安心感をもらえる方々ですw
この雑誌において10DANCEがどの程度のBL加減でいくのかはそれこそ井上さんの書きたいものがなんなのか、ということになってくると思うのですが。この辺りのことに関しては私はかなり好意的にとらえています。
もともと普通な話の中でBLが要素としてある、くらいの作品が私は物語のバランスとしてベストだと思っている人間ですから。
一般誌で連載するBL作品とか、すごくないですか?
今後のBL漫画界を考えてもすごく展望のあることだと思います。
これで、本当に私の読みたいBLが読めるのかもしれない、と淡い期待が膨らんでいます。
新装版で既刊が買えることすらなんだかうれしく、本当に楽しみです。こういう場を読者に与えて下さったヤングマガジンサード編集部には本当に感謝の気持ちでいっぱいです。
そして、なにより作者である井上佐藤さんにありがとうございます、と伝えたいです。1年の休載期間は推し量るに本当に苦しい期間だったのではないかと思います。それでも、作品の移籍(しかも一般誌になんて)してまで連載を続けようと思ってくださったこと。ファンのひとりとして本当に嬉しく思います。
マジで、今年一番嬉しい出来事かもしれません…。
井上佐藤先生の『10DANCE』、サード11号より再開します。本格スポーツ漫画の面白さも併せ持つBL作品で、非BL読者にも是非読んでもらいたい!私とヤンマガ編集長はドハマりしました!続きが自分の雑誌で読めるなんて感激です!(ムラ) pic.twitter.com/QJi8c0gMxH
— ヤングマガジン the 3rd (@ym_3rd) 2016年9月6日
この担当者の方のツイートを見るだけでも、もう心が震えます。
なのでこれからヤングマガジンサード編集部に長文のお礼メールでも送りつけようと思います。ここまで読んでくださった10DANCE、そして井上佐藤さんのファンの方もメールでもリプでもなんでも送ったらいいと思います(^^)
こんなに思われている作品なのだから大事に扱ってくださいね(^^)という気持ちを込めてw